2012年9月10日月曜日

"Renga-Demo" auf Twitter / ツイッターで「#連歌デモ」

Japan ist kein demokratisches Land: Erst nach der Katastrophe am 11. März 2011 haben das die Japaner mit Schaudern wahrgenommen. Die Regierung tritt der Wahrheit nicht entgegen, lässt gerne ihre Bevölkerung auf den radioaktiv verseuteten Gebieten weiterleben. Unter dieser Lebensbedrohung hat die japanischen Bevölkerung zum ersten Male in ihrer Geschichte wirklich  angefangen, sich an den Demonstrationen gegen die japanische Regierung zu beteiligen, auch auf TWITTER!

Renga-Demo ist eine poetische Demonstration auf Twitter. Sie wurde im Juli 2012 in der traditionellen Tanka-Form ins Leben gerufen. Tanka ist eine japanisch traditionelle Gedichtform mit 31 Silben, die in 5 Teile (5+7+5+7+7) geteilt werden und Renga ist die Aneinanderreihung von Tanka. Aber die Gedichtform wird bei der Renga-Demo inzwischen nach Lust und Laune teilweise unbeschränkt deformiert. Twittert jemand zum Beispiel ein anti-atomistisches Tanka, reagiert jemand anders zusammenhängend mit seinem eigenen Tanka als REPLY. Findet noch jemand anders die Tankas interessant, RETWEETet er sie. So geht die Renga-Demo-Bewegung weiter und weiter.....

Die Teilnahmebestimmung ist nicht kompliziert: Du dichtest.....


1. an jemanden, der/die unter radioaktiv Bedrohung leidet/leiden.

2. aus Überzeugung, dass die Kraft von den Gedichten alle Kernkraftwerke abschaltet.

3. mit dem Hashtag #連歌デモ (#rengademo)


Die Renga-Demo-Gedichte werden bis zu 10,000 Gedichten von einer japanischen Dichterin Kiyoe KAWAZU (@kiyoekawazu) gesammelt und auch als Buch - hier alle als anonym - veröffentlicht. Die ersten 1,000 Gedichte wurden Anfang September 2012 als erster Band herausgegeben.

Herzlich willkommen auf der Renga-Demo !!!

(Alle bisherigen Gedichte sind hier !)

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『連歌デモ』のご紹介

日本は民主主義の国じゃなかった。--- 2011年3月11日の大震災を経て、日本人は戦慄とともに初めてそう気づきました。政府は真実と向き合わず、国民を平気で放射能汚染地域に住まわせ続けている。いのちの危険にさらされて、日本史上初めて本当の意味で、日本人は政府に反対するデモに参加するようになりました。ツイッターにおいても、です。

「連歌デモ」はツイッター上での詩的デモです。2012年7月に短歌の形で始まりました。「短歌」は日本の伝統的な詩型で、五七五七七と5つに分けられる31音節から成っており、「連歌」は短歌のやり取りのことです。ただし連歌デモでは、詩型は気分に応じて自由に変形されるようにもなってきています。例えば誰かが反原発短歌をツイートしたら、他の誰かが同じテーマを持った自分の短歌でリプライする。もっと他の誰かがその短歌を素敵だと思ったら、それをリツイートする。そうして連歌デモは広がっています。

参加要領は難しくありません。

1. 原発に苦しむ誰かに向けて詠む
2. うたの力が原発を止めると信じて詠む
3. #連歌デモ のハッシュタグを付ける

連歌デモで詠まれたうたは、日本の詩人・河津聖恵さん(@kiyoekawazu)によって一万首まで集められ、本としても(ここではすべてよみ人知らずとして)出版されます。今月(2012年9月)あたまには最初の千首が、第一巻として発売されました。

連歌デモへどうぞお出でください!

 (現在までの全首はこちらでご覧いただけます。)
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以上は、私のつたないドイツ語で書いた連歌デモの紹介文、および日本語訳です。少々短絡的に聞こえるような箇所もあるかと思いますが、連歌デモを押しつけがましくなくなるべく手早く紹介する、ということに重きを置いた文章だということをご理解いただければ幸いです。

より詳しくお知りになりたい方は、以下をご参照ください。

河津聖恵さんのブログ『詩空間』2012年7月8日の記事 (連歌デモの始まり)

『詩空間』2012年8月10日記事: 「#連歌デモ」が本になります!!

歌集『#連歌デモ』なか見!です

連歌デモ事始め --- Togetter によるまとめ

2012年3月26日月曜日

【福島第一原発沿岸の海底をコンクリート被覆】

福島第一原発に面している海底が、厚さ60cm、広さ73,000㎡のコンクリート層で覆われるそうだ。2011年3月11日の地震後損壊した原発の事業者である東京電力が、2012年2月22日に東京で発表した。それにより太平洋のさらなる汚染がせき止められる、とある女性広報担当者は述べた。このことは、福島第一原発に面した港湾内で計測された”海底土中の比較的高い濃度の放射性物質”が固定されるということを意味している。原発惨事の始まったその週や月には、多量の放射能汚染冷却水が太平洋に流された。

東電は、3、4ヶ月かかるというこの工事が当日のうちに開始されたと伝えた。このコンクリートプレートが今後50年にわたって、特に強い放射性を帯びた海底土の拡散を防ぐことを東電は見込んでいる。

太平洋のさらなる放射能汚染は、しかしながらこれで止まるわけではない。損壊した原子炉は今もなお放射性物質を環境中に放出し、廃墟となった原子炉内には多量の汚染冷却水がたまっている。一つの原子炉内で温度が再び上昇したことで、東電は冷却のためにまたかなりの量の水を注入せねばならず、その結果、汚染水の部分的な汚染除去のための浄化装置がその限界に達した。

放射能汚染水の影響は、福島第一原発沿岸水域をゆうに越えて及んでいる。福島や近隣県沿岸水域の海藻や魚は、いつも高い放射能汚染を示している。

福島第一原発の原子炉に面した海底をコンクリートで覆うという告知は、3月11日の大惨事一周年を控えての東電のPR攻勢の一部である。伝えられているように、2012年2月の4週目には、バスに乗ったジャーナリストのグループが、原発施設の一部を訪問することが初めて許された。報道によれば、彼らは4号炉の南側の丘に降り立ち、破壊された原子炉建屋を見物することが許された。そこでの放射線量は毎時50ミリシーベルトに達したという。通常であれば、空間線量は毎時0.1マイクロシーベルト以下だったはずなのだが。(了)

【日本で食品の放射能制限値を引き下げ】(作成中)

日本は2012年4月より、福島原発事故を受けて定められていた食品の放射能基準値を引き下げる。本誌ではこのことを本年1月号ですでに報告した。2012年2月16日、厚生労働省の食品安全に関する委員会がこの計画案を承認した。それによると、コメや肉などの食品におけるセシウム合算制限値(セシウム137+セシウム134)は1kgあたり100ベクレルに引き下げられる。牛乳と乳児食品は50ベクレル/kg、飲料水は10ベクレル/kgとなる。

2011年3月11日の地震と津波によって起こった原発惨事発災後、日本では飲料水、牛乳および乳製品におけるセシウム制限値がさしあたり200ベクレル/kgに定められ、同様に野菜、穀物、および魚や卵、肉などその他の食品は500ベクレル/kgとなった。

その際日本当局は、日本人一人あたりの平均的な消費を基礎とし、内部被爆が年間5ミリシーベルトを超えないと説明した。厚労省はこれを年間1ミリシーベルトに引き下げることをここで決定したということである。

共同通信によれば、食品安全委員会は、新制限値をわずかに超える放射能を帯びた食品でも健康にはほとんど影響がないとしている。

市民団体はそれに対し、より厳しい制限値を要求した。というのも当局は無作為抽出検査によってしか規制を行っていないので、住民の不信は大きいのだ。高汚染のコメ、野菜、あるいは魚が当局によって軽視されたということが知られるようになったため、多くの消費者が福島やその周辺県からの農作物を一般に避けている。さらに、例えば牛乳のような多くの製品については、しばしば生産地が証明されていない。

制限値の引き下げは、オブザーバーによれば、消費者の不信をより強める可能性もある。そのため、市民運動や多くの企業は自ら放射能値を調べたり、少なくとも生産地を証明するというようになっている。報道によると、とりわけ魚については多くの食品会社がそういったことを行っている。

解説

年間1ミリシーベルトの実効放射線制限値を設けることは、日本政府が10万人の住民につき年間5~50人のガン死を現在の割合に加えて容認するということである。1億2千万という日本の全人口に換算すれば、現在に加えて6千~6万人の放射性物質を含んだ食品の摂取によるガン死を一年間に容認することになる。このことは国際放射線防護委員会(ICRP)のリスク報告や独立した科学者達の計算によって明らかになっている。

(一段落未翻訳)

さらに、放射性セシウムだけが考慮されていて、ストロンチウム90、プルトニウムや超ウラン元素など半減期のより長い他の放射性核種は考慮されないままだ。それらは単に計測されていないのだ。燃料棒内のセシウム137とストロンチウム90は二年間の燃焼の後ほぼ同比率で存在するが、フォールアウト中ではむしろストロンチウム90は放射性セシウムよりもはっきりと現れる。キエフ人造湖のウクライナ湿地帯では、チェルノブイリのフォールアウトによるストロンチウム90はセシウム137よりも高い放射濃縮を今日まであらわにしている。ということは、食物中に含まれた様々な放射性核種の総量による実際の被爆量は明らかにもっと高くなる。

ヨーロッパではEUが福島原発事故後、元々高かった輸入食品に対する制限値を日本の値に合わせた。ブリュッセルでは今、EUでの値を日本同様に至急引き下げることが求められている。さもなければ、日本で流通できなくなった放射性物質を含む食品が、ヨーロッパでは問題なく取引されてしまうことになりかねない。
(トーマス・デルゼー筆)

2011年12月16日金曜日

『冷温停止状態宣言』はどう報道されたか:ドイツ・シュピーゲル・オンラインの場合(政府発表当日の記事)

本日の日本政府による『冷温停止状態』宣言には言葉を失いました。事態収束の肝はただひとつ、放射能発生の源である燃料を取り出し、完全に廃棄処理をすることです。燃料は今やどこにあるのか誰にもわかっていません。そして確かなのは、もともと燃料を密閉していた入れ物の中にはほとんど、もしくは全く燃料が残っていないということだけです。燃料が抜けてなくなってしまった後に残った、底に穴のあいた入れ物だけを見て、これが冷たくなっているからもう大丈夫とはこれいかに。危険物が通り過ぎて出ていってしまったので、何もなくなった場所ではもはや何事も起こりません、などというのは改めて宣言するようなことではありません。

 政府のこの、幼稚とも浅はかとも愚かとも間抜けともなんとも形容しがたい宣言を受け、政府・東電統合対策室は、事故発災後定期的に開催してきた東電福島原発事故に関する記者会見を、この日を持って打ち切ってしまいました。数少ないけれど心あるジャーナリストたちが粘り強く様々な問題を指摘し、重要な情報を引き出していた大切な機会だったのに。この事態を受け自由報道協会が主催した『福島原発事故の政府対応に関する緊急記者会見』の中で、この政府の対応を、明日以降日本のメディアがどう報道するのか、それに対して海外のメディアではどう報道されるのか注視しなければならない、との発言が出ていたのを興味深く感じ、ここにひとつ、今日ドイツの新聞に出た記事をご紹介しようと思います。拙い訳ではありますが、日本メディアの論調と比べてどうか、関心を傾けてお読みいただければ幸いです。また、間違いも多いと思いますので、ご指摘いただければ有難く存じます。

 ちなみにこの記事中では『冷温停止状態』は im Zustand der Kaltabschaltung となっています。英語に直訳するなら in the condition of cold shutdown 。また、記事の出た時間は、コメント欄の最初のものが15時28分(日本時間23時28分)となっていることから、その少し前と推測されます。

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原文はこちら

福島原発で冷温停止:東電には良し、住民にはどうでもよし
(2011年12月16日付/Cinthia Briseño 筆)

 政府の言葉によれば、壊滅的な福島第一原発が再び制御可能な状態になった。しかしドイツの原子力専門家はこう警告する:状況はいつでもまたひっくり返る可能性がある。そして住民にとっては、この原子炉冷温停止宣言は意味のないものだ。

 それは重要な告知になるはずだった。日本がこの状況をコントロールしているのだという裏付けに。そして、政府は約束を守ることができるのだということを示すはずだった。本日金曜日、首相は記者会見に臨んだ。

 喜ばしい福音を宣言するのを待ちきれないかのように、野田佳彦首相は予告より二時間早く全文を開示し、それは速報として即座に各メディアを通じて報じられた。福島第一原発は再び安定した状態になった。事故収束工程の重要な段階はその結果、予定された通り年末を待たずして達成された、そう野田首相は発表した。

 壊滅的なプラントの原子炉は「冷温停止状態になり、事態は収束した」と野田首相は、国の原子力災害対策本部の会合で述べた。日本政府はこの『冷温停止』という専門用語を、重要な節目として喧伝している。原子炉内の温度が100℃以下に下がった。その結果、原子炉圧力容器内の放射性燃料が安定した状態になり、理論的には制御不能の連鎖反応に至る可能性はもはやない。

 だが、ドイツ原子炉安全協会(GRS)の専門家は、冷温停止という概念の使い方を批判している。この言葉は通常運転時を前提にしており、事故の場合はその限りではない、とGRSの広報官はシュピーゲル・オンラインとのインタビューで解説した。「これは通常時のことを示唆しており、福島には当てはまらない」とスヴェン・ドクター氏は述べた。

 実際『冷温停止』は国際的に概念が確立している用語だが、そこには様々な定義がある。最も一般的な定義は、アメリカ原子力規制委員会(NRC)によって定められたものだとドクター氏は解説する。それによると冷温停止時には、三つの基準が満たされていなければならない。


  ・原子炉施設は稼働停止状態でなくてはならない。専門家は『臨界前』、つまり核分裂がこれ以上起こらないということに言及している。

  ・原子炉内部では圧力の上昇が支配的になってはならない。(稼働中は数十バールになる。)

  ・原子炉内部がある温度レベル、つまり100℃以下でなければならない。


 つまり福島では三つすべての基準が満たされているようだ、とGRSの専門家は言う。さもなければ、東京電力が申告した原子炉施設の放射能測定値は違ったものになっているはずだと。しかしながらまだ収束宣言はできないと言う。

 オーストリアの環境保護団体グローバル2000の原子力専門家は、原子炉内の温度は、本当ははるかに高いだろう、と以前から解説していた。「この時点で冷温停止に言及することは、意図的に嘘をつくことにほとんど等しい」とラインハルト・ウーリッヒ氏は言う。メルトダウンした燃料棒は圧力容器の底を通って溶け落ち、今やかたまりとなって格納容器の底に溜まっているかもしれない。そこでの温度は再びおよそ3000℃ほどになっているとも考えられる。

収束宣言には早すぎる

 だがGRSの専門家は、このシナリオはありえないと言う。3000℃程度の温度では、とうてい『かたまり』とは言えないだろう、燃料棒は液体になっいてるはずだからである、と。さらに100℃以上の温度になれば、再び水蒸気が原子炉上に立ちのぼり、高線量の放射能が観測されるはずだ、と。

 「手元にある温度測定結果からは、今のところは原子炉内での大規模な核分裂には至らないと言える」とGRSの報道官は言う。このような場合には、キセノン133やヨウ素131のような核分裂生成物がより多量に観測されるはずであるとのことだ。「しかしながら安定した状態は、場合によっては急速に変化する可能性もある」とドクター氏は言う。さらなる地震、新たに設置された冷却システムの電源喪失 --- 再び厳しい状況に陥るというシナリオは想像され得る。

 東京電力の技術者にとって重要な一歩となるかもしれないことは、立入禁止区域にかつて暮らしていた幾千もの人々や、今なお廃墟となった原発の周辺に生活する人々にとっては、ほとんど重要な意味を持たない。彼らは放射線に怯え、その土地からの汚染された果物、野菜、米あるいは食肉に怯えている。

 つまり、原子炉の冷温停止よりも大切なことは、さらなる放射能漏れを阻止することなのだ。それなのに、今なお放射性物質を含んだ水が、原子炉圧力容器の割れ目や穴から漏れ出ている。過去数ヶ月に渡って東京電力は、それがあまりに大量だったために、放射性物質を含んだ水を海に放出せざるを得なかったのだ。

 東京電力の工程表には、2012年に4号炉の貯蔵プールから燃料棒を運び出すことが予定されている。つまりこの原子炉は、この大事故が起こった時までに稼働停止していたのだ。それにもかかわらず、燃料棒が冷却のために貯蔵してあるプールのある、貯水槽の屋根は破壊されてしまった。つまり状況は安全には程遠い。「運び出しが本当にうまくいくなら」とドクター氏は言う。「安全という点では、はるかに重要な成功となるでしょう。」

(了)

2011年11月16日水曜日

【欧州放射線リスク委員会(ECRR)の評判が揺らいでいる】(作成中)

バズビー研究所は、欧州放射線リスク委員会 (European Committee on Radiation Risk, ECRR) のクリストファー・バズビー博士の研究所でマテリアル検査をする機関として設立されました。” ウェブサイト www.busbylab.com は、ページ幅いっぱいのクリストファー・バズビー博士の顔写真につづいて日本語でそう始まっている (太字強調はウェブサイトの通り)。イギリス人クリストファー・バズビー氏は、批判的な立場をとるヨーロッパの放射線専門家による連携団体ECRRの‘科学セクレタリー’である。バズビー博士は‘福島の子供たちのためのクリストファー・バズビー基金’の要請を受け、放射性物質検査を行うために研究所を設立した、と続く。この検査は人道的な見解から、また福島原発200km圏内の子供たち、および妊婦のために行われるという。毛髪と尿のウラニウム検査、土壌検査、飲料水および食品の放射性セシウム、プルトニウム239/240、ウラン238と235、ストロンチウム90、トリチウム検査がそれぞれ2万円~6万円で提供されている。

バズビー博士はまた、放射性物質が食品や土壌に広範囲で確認された今、チェルノブイリ時のような悲惨な結果を招かないためにも、それらの放射性物質に対して的確に対応していく必要があると考えた、とそのサイトにはある。“その結果、バズビー研究所は、バズビー博士の長年の科学的なデーターと経験に基づいた放射性物質飛散地域で必要であると考えられるサプリメントを、アメリカで最も、安心できる工場に製造を頼みました。

“バズビー研究所”の栄養補助サプリメント“フォーミュラ1”の成分は次のとおりである:乳酸カルシウム800mg、酸化マグネシウム300mg、セレン酸ナトリウム50μg、モリブデン酸ナトリウム25μg、加えてセルロースと充填材。価格は5,800円。総分量は記載されていない。

さらにこのバズビー研究所ホームページ上には www.4u-detox.com というサイトがたびたびリンクされており、“デトックス”のための秘密めいたサプリメントや入浴剤など、他の様々な品々に並んで“フォーミュラ1”が示されている。

バズビー氏は問いに答えてこう説明する。※[訳注1]。「安定ヨウ素剤が、放射性物質の甲状腺への影響を防止するのと同様に、カルシウム、マグネシウムの特定量の摂取を行い、ストロンチウム、ウラン、プルトニウムのDNAへの結合を防止します。」バズビー氏はビデオでそう説明している。しかしながら、その根拠や効果の裏付けは提示されていないし、そのつもりもないようだ。実際、日本でもドイツと同じように、当局側からは、栄養補助食品についてのそうした立証は求められていない。こういった商品はこちらでも、あちらでのように自由に購入可能だ。

クリストファー・バズビー基金(CBFCF)はジェームズ・ライアンというスポンサーによって設立される、とバズビー氏は説明するが、実際には運営されていないようだ。この基金は日本に放射線測定器を設置するというが、これもおそらく実行されていない。また、この基金は子供たちの避難を援助するためのものということでもあるのだが、それも同様に行われていないとみられる。

しかしながらこのウェブサイトは変更されないままだ。日本では、これらすべてのことがブログやインターネットフォーラムで批判的にコメントされており、ECRRの問題とされている。西洋文化圏とは異なり、日本ではまず肩書きで判断され、それからようやくその人自身が判断されるのだ。

バズビー基金は“フィッシング詐欺”を行なっており、バズビー氏はよく知られた詐欺会社の再販品を提供しているということも考えられる。もしかすると氏自身も詐欺グループに担がれているのかもしれないが、もし仮にそうだとしても、放射線障害が広く明るみに出る一方で、それに対する薬が他方で喧伝され、法外に高い値段で売られているのだとしたら、人はそれを、科学者倫理とは相容れない利益相反と呼ぶに違いない。反原発運動の一部では、バズビー博士はともかくも大きな権威を有している。もしこの件をこうして放っておくなら、放射線被害者は沈黙へ導かれるだけになってしまうかもしれない。反原発運動が、こういったことを通して広まっていったり、活動が損なわれたりすることのないように、広く警戒しておくべきであろう。

その間 kodomozenkoku.net (子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク)のように、バズビー基金やバズビー研究所とは無関係だとはっきりと距離を置くような声明が出てきた。協力団体が、バズビー博士がイギリスへ持ち帰った検体検査のための募金を呼びかけたとのことだが、これについては現在事実関係を確認中とのことだ(2011年9月20日現在)。[訳者による補足→参照ページ:http://kodomozenkoku-news.blogspot.com/2011/09/blog-post_20.html]

上述してきたウェブサイトのサーバー貸借人、ライアン・ファミリーについて調べてみると、次のような会社とのつながりが明らかになった。バズビー研究所法人(Busby Laboratory Inc.)-所有者:ジョゼフ・ライアン。ステム・セルズ・サイエンス株式会社(Stem Cells Science AG)、所沢市、日本。またこうも記載されている。エリクセル株式会社(ELIXCELL AG)、リジュヴァセル株式会社(Rejuvacell Inc.)、ステムセル・サイエンシーズ plc.(Stemcell Sciences plc.)、セルドン・テクノロジーズ日本株式会社(Seldon Technologies Japan AG、本社:ウィルミントン、デラウェア、アメリカ)

バズビー氏が2011年8月26日に日本で成立した放射性汚染がれき処理法をひどく批判しながら、バズビー基金およびバズビー研究所ホームページから多数リンクされている 4u-detox.com では、この法律は歓迎されるものであると書かれている矛盾に、多くの人々が異議を唱え、その理由を探しあぐねている。 4u-detox.com のサイト所有者はアメリカ、サンペドロのジョゼフ・ライアン氏である。[訳注2:4u-detox.com の法律に関する記述は、2011年10月1日に書き換えられている。修正前後の魚拓がこちらで参照できる。]

現在日本人を惑わせているこのサプリが、チェルノブイリ後のヨーロッパでも販売されていたか尋ねてみる人はいるだろうか?

効果がないから害もない?

カルシウム同様マグネシウムもドイツでは、おそらく日本でもそうだと思われるが、医療においては欠乏状態やある種の疾患の治療に用いられる。

その場合カルシウムでは、200~1000(-2000)mgが投与される。

このような場合には、そういった調合剤は医薬品と見なされ、薬剤の効果、副作用、相互作用についての批評情報誌「arzneitelegramm (アルツナイ・テレグラム)」でチェックされている。その同出版社から解説書として発行されている「医薬品教本1996/7版」には、カルシウム剤については「禁忌/予防策」の項で、カルシウム代謝の疾患、神経疾患、副甲状腺疾患、ある種の腫瘍や転移のある疾患においては、余分なカルシウムは投薬されるべきでない、もしくは細心の注意を持った容量と管理によって投薬されるべきと記してある。

一日につき4000mg以上の経口によるカルシウムの投与過剰においては、中毒症状が現れる可能性がある。様々な器官に合併症を伴った高カルシウム血症を引き起こす。子供の場合はずっと少ない量で中毒症状が現れるだろう。

(続く)

訳注1:※には説明がもう一文あるのですが、訳者の知識・力量不足で翻訳できずにおります。ここに原文をあげておきます。お詳しい方にご助言頂ければ幸いです。

【Auf Nachfrage erklärt Busby, das Calcium in den Tabletten, die das natürliche Mineralien-Angebot durch die Nahrung etwa verdoppeln, sei schließlich in der selben Gruppe im Periodensystem der chemischen Elemente wie Strontium-90, Strontium-89 und Barium-140 und sollte den Zugang der DNA-Phosphatsucher Uran- und Plutonium-Dioxid infolge des erhöhten Stoffangebots blockieren helfen.】

【セシウム137の放出、これまでの日本政府の確認、IAEAの見積りの2倍】

チェルノブイリの2.5倍の放射性キセノンが放出。地震直後、津波以前に放出開始。

 ノルウェー、オーストリア、スペイン、アメリカから成る国際研究者チームは、2011年10月21日に発表された研究論文 [1] で、福島の超重大事故によってチェルノブイリ事故の2.5倍の希ガス・キセノン133が放出されたとの結論に達した。さらに、2011年3月11日のキセノン放出は、既に日本時間15時頃地震によって、つまり津波到達以前に始まっていたという“有力なしるし”が存在するという。科学者にとってこのことは、14時46分の地震の影響によって原子炉に“構造上の損傷”が起こったということを示唆するものだ。

 「この研究結果はしたがって、地震そのものが --- 津波によることなく--- この超重大事故をもたらしたのではないという、原子力産業界、日本政府、またドイツ原子炉安全委員会までもが行なってきた説明が誤りである可能性がある、というさらなる証拠でもあります」とIPPNW 核戦争防止国際医師会議の原子力専門家ヘンリク・パウリッツ氏は解説する。「原子力発電所が、世界的に地震の危険に大きく晒されているということを過小評価しようという原子力ロビーの試みは、この新たな研究によって決定的に頓挫したと思われます。ドイツ原子炉安全委員会や他のドイツ政府機関が、もはやほとんど根拠を持たない津波理論にひたすらこだわっているのは驚きです。これはおそらく、フィリップスブルグ原発2号機やネッカーヴェストハイム原発2号機のような地震の危険に晒されている施設が、政治的議論の標的にならないようにするためなのでしょう。」

 ノルウェー大気研究所の権限のもと、ウィーンのオーストリア気象地球力学中央研究所(ZAMG)も参加して作成されたこの福島研究は、3月11日から15日までに16,700ペタベクレルのキセノン133放出があったと算出した。執筆者によればこれは、“人類史上もっとも大規模な民間への放出”であり、チェルノブイリの約2½倍のキセノン放出量となる[2]。

 このこれまでで最大規模の調査に、研究者たちは、日本、アメリカ、ヨーロッパにおける1,000に及ぶ放射能の濃縮および析出の測定を対象とした。

 この研究によると、2011年3月と4月の放射性セシウム137放出量は36ペタベクレルに達した[2]。この量は、福島第1原発1号機から3号機、および4号機冷却プールを合わせた総量のおよそ2%に相当するに過ぎないが、結果としてこの期間の放出量は、チェルノブイリ周辺に放出されたとされる量の42%にあたり、ということは日本当局がこれまでに認め、ウィーンのIAEAが見積もった量の2倍になると、この研究者たちは考えている。気象条件(卓越風、局地的な降雨)に基づけば、このセシウム137排出量の19%が日本に降り注ぎ、79%が太平洋上に、2%が他の国々に堆積したということだ。

 この研究によれば、1号機で最初の爆発が起きた、2011年3月12日という早い段階に起こっていた強烈な放射性セシウム放出も、これまで過小評価されてきた。あろうことか2011年3月14日と15日には、東日本の広い範囲が最大級のセシウム137放出によって汚染されたという。さらに2011年3月16日から19日の間に、予期しなかったほど多量のセシウム137の排出が起こったが、これは4号機冷却プールの冷却再開とともにはっきりと減少したということだ。

 およそ3,600万の人口を持つ東京には、とりあえず不幸中の幸いだったと言えることがある。2011年3月15日に最も濃い“放射能雲”が東京上空を通り過ぎたが、雨は降らなかったのだ。しかしながら2011年3月20日から22日の間には、福島第1原発の北部から、南は大阪にかけてという、本州のより広範な地域の上空に新たな放射能雲がやってきた。強い降雨が、都合良く全セシウム137を環境中から洗い流してしまったということも考えられる。東京を含む日本の広い範囲で、見過ごせないほどのセシウム汚染が起こっていたかもしれない。

 最初の日々がどれほど緊迫していたか、菅直人前首相は先ごろ明らかにした。当時の内閣は地震発生後、東京の住民の完全避難を考慮に入れていたという。それは、東京が立入禁止区域になるかもしれないということを意味するものだった。そう思ったとき菅氏は、日本は国家として再び機能しなくなるかもしれないとの懸念を抱いたそうだ。(了)

[1]
A. Stohl, P. Seibert, G. Wotawa, D. Arnold, J. F. Burkhart, S. Eckhardt, C. Tapia, A. Vargas, T. J. Yasunari: Xenon-133 and caesium-137 releases into the atmosphere from the Fukushima Dai-ichi nuclear power plant: determination of the source term, atmosphereic dispersion, and deposition. Atoms. Chem. Phys. Discuss., 11, 28319-28394, 2011. doi: 10.5194/acpd-11-28319-2011
http://www.atmos-chem-phys-discuss.net/11/28319/2011/acpd-11-28319-2011.pdf

[2]
1ぺタ=10の15乗=1,000兆。つまり、16,700ぺタベクレル=16.7 10の18乗ベクレル=1670京ベクレル。また、36ぺタベクレル=3京6千兆ベクレル。